いぬ)” の例文
新字:
例の如く百詩が精苦して書を讀んでも猶通ぜぬので、發憤していぬるを肯んぜず、夜は更け寒氣さむけは甚だしく、筆硯皆凍つたのであるが、燈下に堅坐して、凝然として沈思して敢て動かなかつた。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
行けどもいぬる家無き子の
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)