寢室ねべや)” の例文
新字:寝室
母子草はゝこぐさ、すいた人の指にはめた脆い蛋白花オパアル寢室ねべやでもつて、月を映してみるつもりか。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
流石さすが寢室ねべやに瓦斯の火のシンと鳴る夜は氣が滅入ろ…
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
ひゆのやうに紫ばんだ薔薇ばらの花、賢明はフロンド黨の姫君の如く、優雅いうがはプレシウズれんの女王ともいひつべきひゆのやうに紫ばんだ薔薇ばらの花、うつくしい歌を好む姫君、姫が寢室ねべやとばりの上に、即興そくきよう戀歌こひか
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)