宿やどる)” の例文
白雪いたゞきを覆ふ。轎夫けうふいふ。御嶽山上に塩ありと。所謂いはゆる崖塩なるべし。一里半藪原駅。二里宮越駅。若松屋善兵衛の家に宿やどる。此日暑甚し。三更のとき雨降。眠中しらず。行程九里きよ
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「廿六日。晴。昼八時津軽領青森湊着船。総御人数上陸。中村屋三郎宅へ宿やどる。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)