“家譜”の読み方と例文
読み方割合
かふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この話は「続武家閑話ぞくぶけかんわ」にったものである。佐橋家の家譜かふ等では、甚五郎ははやく永禄えいろく六年一向宗徒にくみして討死している。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「多聞院日記」の記事によれば、この時の激戦は、三日にわたるとあるが、「柳生家家譜かふ」には、七日をすぐとある——
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
充分に時間の余裕があったのですから、それに尚家に保存されていた沢山の貴重な古記録、例えば厖大ぼうだいな「家譜かふ」など湮滅いんめつしてしまったと聞きました。
沖縄の思い出 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)