“宵惑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よいまど66.7%
よいまどい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乳母のような役をする老女たちは部屋へはいって宵惑よいまどいの目を閉じているころである。若い二、三人の女房は有名な源氏の君の来訪に心をときめかせていた。
源氏物語:06 末摘花 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「私は宵惑よいまどいなものですから、お話がもうできないのですよ」
源氏物語:20 朝顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)
宵惑よいまどいの私は例の通り宵の口から寝て了って、いつ両親りょうしんしんに就いた事やら、一向知らなかったが、ふと目を覚すと、有明ありあけが枕元を朦朧ぼんやりと照して、四辺あたり微暗ほのぐら寂然しんとしている中で
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)