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実否
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じっぷ
ふりがな文庫
“
実否
(
じっぷ
)” の例文
旧字:
實否
彼はその
実否
(
じっぷ
)
を確かめるために、今夜こそは小町の水の近所へ忍んで、怪しい光りを放っていく女の正体を見定めようと決心した。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
不義、毒殺、たとえば父子、夫妻、最親至愛の間においても、その
実否
(
じっぷ
)
を正すべく、これを口にすべからざる
底
(
てい
)
の条件をもって、
咄嗟
(
とっさ
)
に
雷
(
らい
)
発して、河野家の家庭を襲ったのである。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
糟屋甚七、古河市五郎の二人は、すぐに多々良村へ出向いてその
実否
(
じっぷ
)
を詮議すると、その風説に間違いはないと判った。
馬妖記
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
致華はその話を聞いて、試みに供の者を走らせて
実否
(
じっぷ
)
を見とどけさせると、果たしてそれは事実であると判った。
中国怪奇小説集:16 子不語(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
その
実否
(
じっぷ
)
を確かめることは出来なかったが、怪しい死を遂げた美しい尼僧は、だれが言い出したともなしに、狸尼の名をかぶせられてしまって、雪の深いその年の冬にも
探偵夜話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
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兄もお
店
(
たな
)
をしくじるのは知れていますから、母はすぐに支度をして、京橋の店へその
実否
(
じっぷ
)
をただしに行くことになりまして、慌てて着物を着かえているうちに、俄かに持病が起りました。
蜘蛛の夢
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“実否”の意味
《名詞》
実否(じっぴ / じっぷ)
事実か否か。本当か嘘か。真否。
(出典:Wiktionary)
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
否
常用漢字
小6
部首:⼝
7画
“実”で始まる語句
実
実家
実際
実体
実朝
実入
実験
実在
実世
実行