“定廻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぢやうまは33.3%
じょうまわ33.3%
じょうまわり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
糺明に及ばせ其後そののち評定所にての吟味しかるべしと云れければ一同此儀このぎよろしからんと早速さつそく大岡越前守殿へ達し有ければ越前守殿思案しあんの上定廻ぢやうまはり同心へ申付られ藤五郎藤三郎並びにすけ十郎郷右衞門の行衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
組屋敷へ帰ると、同心の井田十兵衛を呼んで、「むさし屋」親子の検屍けんしをしたのは誰だったかしらべさせた。そして、定廻じょうまわりの内村伊太夫だとわかると、すぐにその住居を訪ねていった。
五瓣の椿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
これは大した威勢のもので、六人の書役、添役のほか、隠密廻、定廻じょうまわり、御用聞、手先、下ッ引と三百人にあまる組下を追いまわし、南番所と月交代に江戸市中の検察の事務にあたっている。
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)