“じょうまわり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
定巡33.3%
定廻33.3%
常廻33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
定巡じょうまわりの旦那衆がお出でになりまして、そのほうどもでは時節ちがいの走物はしりものを料理に使ってはいないかと仰有おっしゃりまして、洗場あらいばから帳場の隅々までお改めになってお帰りになるかと思えば
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
これは大した威勢のもので、六人の書役、添役のほか、隠密廻、定廻じょうまわり、御用聞、手先、下ッ引と三百人にあまる組下を追いまわし、南番所と月交代に江戸市中の検察の事務にあたっている。
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
月番つきばん南町奉行所みなみまちぶぎょうしょでも躍気となって、隠密廻おんみつまわり常廻じょうまわりはもとよりのこと、目明めあかし、したぴきを駆りもよおし、髪結床かみゆいどこ、風呂屋、芝居小屋、人集ひとより場、盛り場に抜目なく入り込ませ
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)