“洗場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらいば50.0%
せば25.0%
ウォッシュ・スタンド25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
定巡じょうまわりの旦那衆がお出でになりまして、そのほうどもでは時節ちがいの走物はしりものを料理に使ってはいないかと仰有おっしゃりまして、洗場あらいばから帳場の隅々までお改めになってお帰りになるかと思えば
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一人で塩尻から洗場せばまで行って、立場立場の仲間に、尋ねあるいてみると、お女中衆の消息はさっぱり知れないが、奈良井の大蔵さんなら、ついきょうのひる頃、諏訪すわを通って
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうして、手を洗う為に、部屋の隅の洗場ウォッシュ・スタンドに歩み寄って、水道の栓を捻ったが、水は少しも出て来なかった。
血液型殺人事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)