“娘(いと)” の例文
「もし、娘(いと)さん、あなたどんな苦労があって、心中なされるような、そんな量見になられましたの?」
空中征服 (新字新仮名) / 賀川豊彦(著)
二十五の娘(いと)はんやったらしっかりしたはって、願ったりかなったりだと、わざわざ定枝の歳をありがたいものにするいい方を、仲人はして、つまりはおたかの気性をのみこんでいた。
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
(姉さんは、娘(いと)はんですか、此楼(こちら)の……)
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「どこのお娘(いと)はんだすやろ」
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)