娘子あまっこ)” の例文
早「他のことでもねえが、此間こねえだわれがに話をしたが、おらうちの客人が病気になって、娘子あまっこが一人附いているだ、女子おなごよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
われが死んだとっさまの達者の時分からの馴染なじみで、己が脊中でたり、脊中で小便はり垂れたりした娘子あまっこが、でかくなったゞが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
婆「それが年のいかない娘子あまっこ一人で看病するだから、病人は男だし、手水ちょうずに行くたって大騒ぎで、誠に可愛想でがんすが、たった今おっにましたよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
まことに此間こねえだもあんたの方へ向けてやったら、演劇しべえを見せてくれると云うから、った所が、角さんなればこそ世話アして見せてくれて、娘子あまっこを遣ったらく世話アして呉れやした
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)