女童めわらは)” の例文
女童めわらは。オルガニイズム。なまけ道具。Vitality——別にこれらは重要でないから註は省く。
四五ニズム述懐 (新字旧仮名) / 原民喜(著)
額髪ぬかがみの幼な女童めわらは、そのごとく今も囲むに、早や老いてふふむものなし。子をなして幾人いくたりの親、死なしめてあとのこる妻、かしましと世にいふきはか、さて寄りて我にかくいふ。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ひたすらよ これの女童めわらは、文字書くと 習ふと書きぬ。その鳥の 鳥によく似ず、その魚の 魚とも見えね、あなあはれ 鳥や魚や、巧まずも なにか動きぬ、そのかげかたち
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ねむからばまこと寝よとしかきおこしあきらけし女童めわらはを母は
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
女童めわらはを今朝だしやりひるまけて早や待ちがたし山辺かすむに
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
女童めわらは手触たふりなげかひげんげ田の春の日向は行き飽かぬかも
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
女童めわらはの読みとどこほり声無きはに見てかあらむ瞳らすと
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
なにか遊ぶ女童めわらは
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
女童めわらはは遊ぶのみ
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)