女子供おんなこども)” の例文
折々は魔法みたいな事をして愚民ぐみんを驚かしたそうだ、始終猫撫声ねこなでごえをして女子供おんなこどもを手なずけたそうだなど、その他あらゆる悪口をもって、彼は見事に失敗したなどといったであろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
引越し当座は、村の者も東京人とうきょうじんめずらしいので、妻なぞ出かけると、女子供おんなこども
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
戦闘たたかいはじまってから、女子供おんなこどもはむろんみな城内じょうないからされてりました。
「見張りどころか、まるで屋敷牢でござりますわい。しかもじゃ、十郎次の助の字、かすめとった女子供おんなこどもはいずれも裸形にしてな、夜な夜な酒宴の慰みにしているとやらいう噂ゆえ、百姓達が殺気立って参ったは当り前でおじゃりますわい」