大斧おおおの)” の例文
索超は、雪白せっぱくの馬上に、金色こんじきほのおを彫った大斧おおおのをひッさげ、楊志はするどい神槍しんそうを深くしごいて、とうとうと馳け巡りながらきょをさぐる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
銃の名手丈でなく大斧おおおのを揮う老農があるかと思えば、剣法覚えの浪士が居る。
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
あんなではあるまいと思っていたが、韓徳の大斧おおおのも彼に遭っては用をなさなかったところなど見ると、げにおそるべき老武者だ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、大斧おおおのをひっさげて、馬に泡をかませて向って来た。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)