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大弓
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だいきゅう
ふりがな文庫
“
大弓
(
だいきゅう
)” の例文
相模屋
(
さがみや
)
の若旦那新助は二十一、古い形容ですが、
日本橋業平
(
にほんばしなりひら
)
といわれる好い男のくせに、去年あたりからすっかり、
大弓
(
だいきゅう
)
に
凝
(
こ
)
ってしまって、大久保の寮に泊り込みのまま
銭形平次捕物控:057 死の矢文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
父は内閣を「
太政官
(
だじょうかん
)
」大臣を「
卿
(
きょう
)
」と称した頃の
官吏
(
かんり
)
の
一人
(
いちにん
)
であった。
一時
(
いちじ
)
、
頻
(
しきり
)
と馬術に熱心して居られたが、それも何時しか中止になって、
後
(
のち
)
四五年、ふと
大弓
(
だいきゅう
)
を初められた。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
おまけに
道楽
(
どうらく
)
は
大弓
(
だいきゅう
)
と
浪花節
(
なにわぶし
)
とだって云うんじゃないの? それでもさすがに浪花節だけは
好
(
い
)
い趣味じゃないと思っていたんでしょう。あたしの前じゃ浪花節のなの字も云わずにすましていたの。
文放古
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
長評定
(
ながひょうじょう
)
を
凝
(
こら
)
した結果、止むを得ないから、見付出した一方口を硫黄でえぶし、田崎は
家
(
うち
)
にある鉄砲を準備し、父は
大弓
(
だいきゅう
)
に矢をつがい、喜助は
天秤棒
(
てんびんぼう
)
、鳶の清五郎は
鳶口
(
とびぐち
)
、折から、
少
(
すこし
)
く
後
(
おく
)
れて
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
弓
常用漢字
小2
部首:⼸
3画
“大弓”で始まる語句
大弓場