夜逃よに)” の例文
だれがすともなく、としったねずみたちのあいだにはこのはなしがまとまって、みんなはあわてて夜逃よにげのしたくにかかりました。
猫の草紙 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そこで、母と小林とはこっそり相談をしたのであろう、ある夜私達は家財道具のありったけをてんでに背負って夜逃よにげをした。落ちついたさきは、ずっと場末ばすえ木賃宿きちんやどだった。