トップ
>
夜干
>
よぼし
ふりがな文庫
“
夜干
(
よぼし
)” の例文
ものの景色はこれのみならず、間近な軒のこっちから
棹
(
さお
)
を渡して、看護婦が着る
真白
(
まっしろ
)
な
上衣
(
うわぎ
)
が二枚、しまい忘れたのが
夜干
(
よぼし
)
になって
懸
(
かか
)
っていた。
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ここのおかみさんが
夜干
(
よぼし
)
にして置くつもりらしかった。その着物が自然にあるき出したのであった。
半七捕物帳:06 半鐘の怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
夜干
(
よぼし
)
に敷いた網の中を、ひらひらと拾ったが、朝景色を
賞
(
め
)
ずるよしして、
四辺
(
あたり
)
を見ながら、その
苫船
(
とまぶね
)
に立寄って苫の上に片手をかけたまま、船の方を顧みると、千鳥は
啼
(
な
)
かぬが友呼びつらん。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
“夜”で始まる語句
夜
夜半
夜更
夜中
夜叉
夜具
夜鷹
夜寒
夜明
夜業