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売卜
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うらない
ふりがな文庫
“
売卜
(
うらない
)” の例文
旧字:
賣卜
内へ帰ると、お蔦はお蔦で、その晩出直して、今度は自分が
売卜
(
うらない
)
の前へ立つと、この縁はきっと結ばる、と易が出たので、大きに
鬱
(
ふさ
)
ぐ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
集めてな、それに以前少しばかり
易学
(
えきがく
)
を学んだからな
売卜
(
うらない
)
をやる、それに
又
(
ま
)
た少しは薬屋のような事も心得て
居
(
お
)
るから医者の真似もするて
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「たわけたことを申すな、二本棒とは何じゃ、先生にはまだ奥様も細君もないのだ。若先生、こんなイカサマ
売卜
(
うらない
)
を聞いているは暇つぶし、さあ頂上に一走り致しましょう」
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
源氏の将軍が預言者であったか、
売卜
(
うらない
)
者であったか、わたしは知らない。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
番「婆アが取ったんじゃア有りませんが、貴方の
店子
(
たなこ
)
で、それ浪人で
売卜
(
うらない
)
に出る人が有りましょう」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
また是から段々
殖
(
ふや
)
そうという
売卜
(
うらない
)
に
手習
(
てなれえ
)
の師匠に医者の三点張と云う此のくらい結構な事は有りませんが、
彼処
(
あすこ
)
へお
遣
(
や
)
りなすっては何うで、
弟御
(
おとゝご
)
ぐるみ引取ると云うので
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
彼
(
あ
)
の方は元お
使番
(
つかいばん
)
を勤めた櫻井監物の家来で、柳田典藏と仰しゃる大した者、今は桑名川村へ来て
手習
(
てなれえ
)
の師匠で医者をしてそれで
売卜
(
うらない
)
をする
三点張
(
さんてんばり
)
で、立派な
家
(
うち
)
に這入って居て
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
売
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
卜
漢検準1級
部首:⼘
2画
“売卜”で始まる語句
売卜者
売卜先生
売卜乾坤堂