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塵劫記
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じんこうき
ふりがな文庫
“
塵劫記
(
じんこうき
)” の例文
「一万二千両から一万両引いて二千両残るか。そいつは
塵劫記
(
じんこうき
)
にもない算盤だが、曲者同士が殺し合っているのは、そんなことではあるまいよ」
銭形平次捕物控:227 怪盗系図
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
幾筋なんぞとぼかさずに、五筋なら五筋、六筋なら六筋と明確に数を挙げてもらいたい、これも当世流行の数学的というやつで、つまり、昔の
塵劫記
(
じんこうき
)
で行くのだ
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
真鍮のこの煙管さえ、その中に置いたら異彩を放ちそうな、がらくた沢山、
根附
(
ねつけ
)
、
緒〆
(
おじめ
)
の
類
(
たぐい
)
。古庖丁、
塵劫記
(
じんこうき
)
などを取交ぜて、石炭箱を台に、雨戸を
横
(
よこた
)
え、
赤毛布
(
あかげっと
)
を敷いて並べてある。
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
吉田光由の『
塵劫記
(
じんこうき
)
』は『統宗』に基づいて著作したといわれている。
文化史上より見たる日本の数学
(新字新仮名)
/
三上義夫
(著)
「考えたってわかりゃしませんわ、
塵劫記
(
じんこうき
)
とはちがうんですもの、土地の人に聞いてみなければ」
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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お雪は、まだ解ききれない
塵劫記
(
じんこうき
)
の宿題でも残っている心。
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“塵劫記”の解説
『塵劫記』(じんこうき)は江戸時代の算術書。明の程大位の『算法統宗』にヒントを得て、1627年(寛永4年)に吉田光由が執筆した。
(出典:Wikipedia)
塵
漢検準1級
部首:⼟
14画
劫
漢検準1級
部首:⼒
7画
記
常用漢字
小2
部首:⾔
10画
“塵”で始まる語句
塵
塵埃
塵芥
塵塚
塵紙
塵取
塵除
塵溜
塵芥箱
塵界