塗格子ぬりごうし)” の例文
小店こだなには、日々に空家あきやえて、大店おおだなは日に日に腐ったまま立ち枯れて、人の住まなくなった楼の塗格子ぬりごうしや、め果てた水色の暖簾のれんに染め出された大きな定紋じょうもんあかづいてダラリと下った風情ふぜいを見ると