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堂島
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どうじま
ふりがな文庫
“
堂島
(
どうじま
)” の例文
彼は細かい
十露盤
(
そろばん
)
の
珠
(
たま
)
をせせっているのをもどかしく思って、
堂島
(
どうじま
)
の米あきないに濡れ手で粟の
大博奕
(
おおばくち
)
を試みると、その目算はがらりと狂って
心中浪華の春雨
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
堂島
(
どうじま
)
へ出て、
米商
(
こめあきな
)
いをしていましたが、それも、相場に
焦心
(
あせ
)
って、
資本
(
もと
)
も子も失くしたうえ、あの重病でございますから、これから先は、私が、芸妓にでもなって一心に
治郎吉格子
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ソレカラ
始終
(
しじゅう
)
道を聞くには、幼少の時から中津の倉屋敷は大阪
堂島
(
どうじま
)
玉江橋
(
たまえばし
)
と
云
(
い
)
うことを
知
(
しっ
)
てるから、
唯
(
ただ
)
大阪の玉江橋へはどう行くかとばかり尋ねて、ヤット夜十時過ぎでもあろう
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「それに
儂
(
わし
)
は塩田と約束して、これから
堂島
(
どうじま
)
の法曹クラブに訪ねてゆくことになっとる。心配な奴は、儂について来い。しかし邪魔にならぬようについて来ないと、遠慮なく呶鳴りつけるぞ」
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
などといって、なみだをながさんばかりに、よろこんでくれる
人
(
ひと
)
もいました。
諭吉
(
ゆきち
)
のおもりをしてくれた
武八
(
ぶはち
)
じいさんは、
自分
(
じぶん
)
のまごがきたようなよろこびかたで、
堂島
(
どうじま
)
のあたりをあるきながら
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
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中津
(
なかつ
)
のとのさまは、
大阪
(
おおさか
)
の
堂島
(
どうじま
)
にくらやしきをかまえていました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
“堂島”の解説
堂島(どうじま)は、大阪府大阪市北区・福島区の地域名。または、北区の町名。現行行政地名は堂島一丁目から堂島三丁目。
(出典:Wikipedia)
堂
常用漢字
小5
部首:⼟
11画
島
常用漢字
小3
部首:⼭
10画
“堂島”で始まる語句
堂島川
堂島開地