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埃及煙草
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エジプトたばこ
ふりがな文庫
“
埃及煙草
(
エジプトたばこ
)” の例文
俊助は黙って
頷
(
うなず
)
いたまま、しばらく
閑却
(
かんきゃく
)
されていた
埃及煙草
(
エジプトたばこ
)
へ火をつけた。それから始めてのびのびと
椅子
(
いす
)
の背に頭を
靠
(
もた
)
せながら
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
小野さんは橋の
手擦
(
てすり
)
に背を
靠
(
も
)
たせたまま、
内隠袋
(
うちがくし
)
から例の通り銀製の煙草入を出してぱちりと
開
(
あ
)
けた。
箔
(
はく
)
を置いた
埃及煙草
(
エジプトたばこ
)
の吸口が奇麗に並んでいる。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
明智は客間の大きな肘掛椅子に凭れて、好物のフィガロという
埃及煙草
(
エジプトたばこ
)
を吹かしていた。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
色の
褪
(
さ
)
めた椅子が四脚あった。マッチと
埃及煙草
(
エジプトたばこ
)
と灰皿があった。余は埃及煙草を吹かしながら先生と話をした。
ケーベル先生
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「なに、そんな事はないです」と小野さんは比較的
真面目
(
まじめ
)
になって、
埃及煙草
(
エジプトたばこ
)
を肺の中まで吸い込んだ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
積極的活力の発現の方から見てもこの波動は同じことで、早い話が今までは
敷島
(
しきしま
)
か何か吹かして我慢しておったのに、隣りの男が
旨
(
うま
)
そうに
埃及煙草
(
エジプトたばこ
)
を
喫
(
の
)
んでいるとやっぱりそっちが喫みたくなる。
現代日本の開化
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
埃
漢検1級
部首:⼟
10画
及
常用漢字
中学
部首:⼜
3画
煙
常用漢字
中学
部首:⽕
13画
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
“埃及”で始まる語句
埃及
埃及諸神譜
埃及人
埃及王
埃及角塔
埃及烟草
埃及柱
埃及産
埃及軍
埃及艀