“エジプトたばこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
埃及煙草100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
色のめた椅子が四脚あった。マッチと埃及煙草エジプトたばこと灰皿があった。余は埃及煙草を吹かしながら先生と話をした。
ケーベル先生 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「なに、そんな事はないです」と小野さんは比較的真面目まじめになって、埃及煙草エジプトたばこを肺の中まで吸い込んだ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
積極的活力の発現の方から見てもこの波動は同じことで、早い話が今までは敷島しきしまか何か吹かして我慢しておったのに、隣りの男がうまそうに埃及煙草エジプトたばこんでいるとやっぱりそっちが喫みたくなる。
現代日本の開化 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)