“土細工”の読み方と例文
読み方割合
つちざいく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だらだら坂を登ると、自然と顔が仰向あおむきになる。すると例の通り長屋から、坑夫が頬杖ほおづえを突いて、自分を見下みおろしている。さっきまではあれほどいやに見えた顔がまるで土細工つちざいくの人形の首のように思われる。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)