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土方
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ひじかた
ふりがな文庫
“
土方
(
ひじかた
)” の例文
「
土方
(
ひじかた
)
めも青菜に塩の有様で立帰り、近藤に話すと、近藤め、火のように怒り、今朝
未明
(
みめい
)
に島田の道場へ押しかけたが、やがて
這々
(
ほうほう
)
の
体
(
てい
)
で逃げ帰りおった」
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
だが、俺が斬ると云った人間で
外
(
はず
)
した者は一人もない。遅いか、早いかの違いじゃないか。また、俺が手に
斬
(
か
)
けなければ、
壬生
(
みぶ
)
の近藤や
土方
(
ひじかた
)
の方で必ず
殺
(
や
)
る。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十六代将軍の場合と遣って、これは、殿様ではないが、維新の元勲、
土方
(
ひじかた
)
久元伯も愉快だった。
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
土方
(
ひじかた
)
は、つづけざまに、こう
怒鳴
(
どな
)
って、
大地
(
だいち
)
へ伏してしまった。
近藤勇と科学
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
長姉の(
土方
(
ひじかた
)
へ嫁した)よねは云う。
末っ子
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
近藤や
土方
(
ひじかた
)
は、討死のできる奴だが、勝や山岡を見てい給え、明哲保身とかなんとかで、うまく危ないところを切り抜けて、末始終は安全を計る
輩
(
やから
)
だから見てい給え、我輩は
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そこで、岡田長門が、示された鉄砲を見ていると、
土方
(
ひじかた
)
勘兵衛という一家臣が、ふいに
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
土方
(
ひじかた
)
がそれを助けている、今の新撰組はことごとく近藤によって統制されている、新撰組の近藤ではない、近藤の新撰組だ、いや新撰組の近藤というよりも京都の近藤だ、京都の近藤というよりも
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“土方”で始まる語句
土方歳三
土方寧
土方人足
土方伴
土方体
土方氏
土方等
土方草
土方連
土方久元