“土崩瓦解”の読み方と例文
読み方割合
どほうがかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はそう気付くと同時に、私の頭の中に築き上げられた推理の空中楼閣が、早くも根柢から土崩瓦解どほうがかいし初めたように感じた。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
換え玉もやがて露見しよう。そうしたら内乱が起こるかもしれない。そうして彼女の勢力が、その彼女の留守の間に土崩瓦解どほうがかいするかもしれない。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私はこれまでに随分長く、又随分多くさうした若い鍛練せざる心のつまづいたり、倒れたり、裏切られたり、空中楼閣のやうに土崩瓦解どほうがかいして行くのを見た。
エンジンの響 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)