“崩土塀”の読み方と例文
読み方割合
くずれどべい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこら、屋敷小路の、荒廃離落した低い崩土塀くずれどべいには、おおよそ何百年来、いかばかりの蛇が巣くっていたろう。まむしが多くて、水に浸った軒々では、その害を被ったものが少くない。
絵本の春 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)