困悶こんもん)” の例文
当人は人一倍困悶こんもんしたが、何様どうも病気には勝てぬことであるから、暫く学事を抛擲はうてきして心身の保養につとめるが宜いとの勧告に従つて
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
切詰きりつめた予算だけしか有しておらぬことであるから、当人は人一倍困悶こんもんしたが、どうも病気には勝てぬことであるから、しばらく学事を抛擲ほうてきして心身の保養につとめるがいとの勧告に従って
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
二十九日、汽車の中に困悶こんもんしてわずかにねむり、午後東京にからくも着きぬ。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)