善兵衛ぜんべえ)” の例文
そこで、芝口和泉しばぐちいずみ善兵衛ぜんべえ店で偶然ライフルに関する古本「原書」を入手した日から異常な苦心がはじまるのである。
福沢諭吉 (新字新仮名) / 服部之総(著)
叔父は枡屋善作ますやぜんさく(一説によれば善兵衛ぜんべえ)と云う、才覚さいかくいた旅籠屋はたごやである。(註四)伝吉は下男部屋に起臥きがしながら仇打あだうちの工夫くふうらしつづけた。
伝吉の敵打ち (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
惣菜そうざい三百種 井上善兵衛ぜんべえ氏著、東京銀座一丁目大日本図書株式会社、四十五銭
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)