唐物屋たうぶつや)” の例文
清正公樣せいしやうこうさままへ煎豆屋いりまめやかど唐物屋たうぶつやところ水天宮樣すゐてんぐうさま裏通うらどほり、とそツち此方こつちで、一寸々々ちよい/\えなくつたらしいんですが、……
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ある唐物屋たうぶつやうちからは、私のきらひなものゝ一つである蓄音機ちくおんき浪花節なにはぶしが、いやに不自然ふしぜんこゑを出して人足ひとあしをとめようとしてゐましたが、たれもちよいとりかへつたまゝでそゝくさ行き過ぎるのが
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
清正公樣せいしやうこうさままへだよ……煎豆屋いりまめやかど唐物屋たうぶつやところ……水天宮樣すゐてんぐうさま横通よこどほり………)
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)