“唐物商”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうぶつや66.7%
とうぶつしょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
養子に唐物商とうぶつやを開かせて、自分は楽隠居でぶらぶら遊んでいた。わたしは或る機会から、この半七老人と懇意になって、赤坂の隠居所へたびたび遊びに行くようになった。
半七捕物帳:01 お文の魂 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
半七も七十を三つ越したとか云つてゐたが、まだ元氣の好い、不思議なくらゐに水々しいお爺さんであつた。息子に唐物商とうぶつやを開かせて、自分は樂隱居でぶらぶら遊んでゐた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
山田春塘の著『日本橋浮名歌妓』は明治十六年六月檜物町ひものちょうの芸妓叶家歌吉といへるもの中橋の唐物商とうぶつしょう吉田屋の養子安兵衛なるものと短刀にて情死せし顛末てんまつ
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)