“古物商”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こぶつしょう66.7%
こぶつしやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親のやっている古物商こぶつしょうを営みながら、一方では洋服屋を始め、私の行った頃にはもう、小僧の三、四人も使っているくらいであった。
メーソフさんというのは、年とったロシア人で、古物商こぶつしょうをやっているのです。その店にあやしい馬車ばしゃが一つありました。大きな馬車で、箱は鉄板でできており、車輪も鉄でできてるのです。
金の目銀の目 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
とある広場の古物商こぶつしやうに能の面が二つばかり並べてある。この古物商には不思議にも日本物にほんものが並べてあるので、よろひがあり、扇子があり、漆器があり、花瓶があり、根付ねつけがあり、能衣裳のういしやうなどもある。
日本大地震 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)