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和楽
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わらく
ふりがな文庫
“
和楽
(
わらく
)” の例文
どうかして筑前守様が一日もはやくあるべき所にその位置を得られて、諸氏に
和楽
(
わらく
)
のよろこびを
頒
(
わ
)
け与えて下さるような日が来ればよい。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その辺は一体に勤人の住宅が多かつたので、何処の家でも
裹
(
つゝ
)
ましげな
和楽
(
わらく
)
の声がしてゐるやうに思へた。ピアノの音なども何となく彼女の胸を唆つた。
復讐
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
当時の時代思潮は何かといえば、つまり平和を愛し一身の
安穏
(
あんのん
)
和楽
(
わらく
)
をもとめるようになったということだ。
家康
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
仮に先生が其趣味主張を一切胸に
畳
(
たた
)
んで、所謂家庭の
和楽
(
わらく
)
の犠牲となって一個の
好々翁
(
こうこうおう
)
として穏にヤスナヤ、ポリヤナに
瞑目
(
めいもく
)
されたとして、先生は果してトルストイたり得たでしょう乎。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
来らざるものは
和楽
(
わらく
)
の扇に
麾
(
さしまね
)
く風を
厭
(
いと
)
うて、寒き雪空に
赴
(
おもむ
)
く
鳧雁
(
ふがん
)
の
類
(
るい
)
である。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
何となく
和楽
(
わらく
)
の満足を示すようなものが見える。
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
和楽
(
わらく
)
する
一味
(
いちみ
)
の人。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
「小春」とか「
和楽
(
わらく
)
」とかの
画
(
え
)
になりそう。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“和楽”の意味
《名詞1》
互いに打ち解け、和やかに楽しむこと。
《名詞2》
日本古来の音楽。邦楽。
(出典:Wiktionary)
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
楽
常用漢字
小2
部首:⽊
13画
“和楽”で始まる語句
和楽園
和楽歓游
和楽院潤壌貞温