“わらく”の漢字の書き方と例文
語句割合
和楽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仮に先生が其趣味主張を一切胸にたたんで、所謂家庭の和楽わらくの犠牲となって一個の好々翁こうこうおうとして穏にヤスナヤ、ポリヤナに瞑目めいもくされたとして、先生は果してトルストイたり得たでしょう乎。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
来らざるものは和楽わらくの扇にさしまねく風をいとうて、寒き雪空におもむ鳧雁ふがんるいである。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何となく和楽わらくの満足を示すようなものが見える。
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)