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和助
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わすけ
ふりがな文庫
“
和助
(
わすけ
)” の例文
そこで、その子には
和助
(
わすけ
)
という名をつけて、じぶんの子にしました。そして、一ぱいきげんのときにはいつもでも
和太郎さんと牛
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「お舟のところに居候している
和助
(
わすけ
)
——
従兄
(
いとこ
)
とか何とかいう、不景気な野郎を親分は知りませんか」
銭形平次捕物控:097 許嫁の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
向う側はそこだけ横に黒い砂ずりになっているから、こちらで燈でもつけない限りまったくわからない。
和助
(
わすけ
)
はその紗へ顔を押しつけるような姿勢で、風呂場の中をじっと見まもった。
追いついた夢
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
もっとも、この訪問は彼女
一人
(
ひとり
)
でもない。彼女と半蔵との間には前年の二月に四男の
和助
(
わすけ
)
が生まれて、その幼いものと下女のお徳とを連れていた。馬籠から奥筋へと続く木曾街道はお民らの目にある。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
二番番頭の
和助
(
わすけ
)
は三十二三の
好
(
い
)
い男、少し臆病で柔和すぎるきらいはありますが、
強
(
したた
)
か者の又左衛門とは案外馬が合って、佐兵衛をそっちのけに、相談相手にもなり
銭形平次捕物控:041 三千両異変
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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「番頭の
和助
(
わすけ
)
り横っ面へ叩きつけて、思いっ切り
啖呵
(
たんか
)
を切ったぜ。——仏から借りた一両二分の借金に、
鼻糞
(
はなくそ
)
ほどだが香奠まで添えて持って来た八五郎だ、見損なやがったか——って」
銭形平次捕物控:073 黒い巾着
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
“和”で始まる語句
和
和尚
和蘭
和睦
和泉
和子
和蘭陀
和歌
和女
和郎