“和助”の読み方と例文
読み方割合
わすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、その子には和助わすけという名をつけて、じぶんの子にしました。そして、一ぱいきげんのときにはいつもでも
和太郎さんと牛 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
「お舟のところに居候している和助わすけ——従兄いとことか何とかいう、不景気な野郎を親分は知りませんか」
向う側はそこだけ横に黒い砂ずりになっているから、こちらで燈でもつけない限りまったくわからない。和助わすけはその紗へ顔を押しつけるような姿勢で、風呂場の中をじっと見まもった。
追いついた夢 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)