呼子鳥よぶこどり)” の例文
日本でも二足で歩み得るという点から猴を鳥と見て、木の実を食うからコノミドリ、声高く呼ぶから呼子鳥よぶこどりというたらしい。
大和やまとにはきてからむ呼子鳥よぶこどりきさ中山なかやまびぞゆなる 〔巻一・七〇〕 高市黒人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
真諦しんたい之事、八三鳥さんちょう呼子鳥よぶこどり百千鳥ももちどり稲負鳥いなおおせ)之大事、九鳥之釈、十鳥之口伝、十一一虫、十二虫之口伝、十三三才之大事、十四秘々、十五桜歌之口伝、十六重之重附古歌之事、十七土代どだい
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
呼子鳥よぶこどりおぼつかないで尚床し
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
卒都そとの濱邊の呼子鳥よぶこどり
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)