“吹遣”の読み方と例文
読み方割合
ふきや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度は目が覚めつつも、まだ、そのおもかげうち朦朧もうろうとして残ったが、呼吸いきにでも吹遣ふきやられるように、棚の隅へ、すっと引いて、はっと留まって、くなる。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)