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吝嗇
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しみつたれ
ふりがな文庫
“
吝嗇
(
しみつたれ
)” の例文
書林
(
ほんや
)
の
小僧
(
こぞう
)
が
怒
(
おこ
)
つて、あんな
吝嗇
(
しみつたれ
)
な
奴
(
やつ
)
はありやアしない、
己
(
おれ
)
が
行
(
ゆ
)
く
度
(
たび
)
に
使賃
(
つかひちん
)
を
呉
(
く
)
れた事がない、自分の
家
(
うち
)
ならばもう
行
(
ゆ
)
きやしないと思つても、
奉公
(
ほうこう
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
だから
仕方
(
しかた
)
がなく
西洋の丁稚
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
自分は實際、この計算と來ると、
吝嗇
(
しみつたれ
)
な金持の爺が己の財産を勘定して見る時の樣に、ニコ/\ものでは
兎
(
と
)
ても
行
(
や
)
れないのである。極樂から地獄! この永劫の宣告を下したものは誰か、抑々誰か。
雲は天才である
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
自分は実際、この計算と来ると、
吝嗇
(
しみつたれ
)
な金持の
爺
(
ぢぢい
)
が己の財産を勘定して見る時の様に、ニコ/\ものでは兎ても
行
(
や
)
れないのである。極楽から地獄! この永劫の宣告を下したものは誰か、抑々誰か。
雲は天才である
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“吝嗇(けち)”の解説
けちは、金銭や品物を惜しんで出さないこと、また、そのような人。吝嗇家(りんしょくか)ともいい、「けち」に「吝嗇」の字を当てることもある。また、特に金銭を溜め込むことに執着する人物は「守銭奴(しゅせんど)」と称されることもある。誤った用法であるが、金に執着する人のことを「銭ゲバ」と呼ぶ場合も有る。
人物類型としてのけちは、いつの時代にも人気のある魅力的な題材であり、様々な文化において作家や芸術家が作品を生み出す豊かな主題となってきた。
(出典:Wikipedia)
吝
漢検1級
部首:⼝
7画
嗇
漢検1級
部首:⼝
13画
“吝嗇”で始まる語句
吝嗇家
吝嗇漢
吝嗇坊
吝嗇者
吝嗇奴
吝嗇屋
吝嗇爺
吝嗇臭