“しみつたれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吝嗇家44.4%
吝嗇33.3%
卑劣11.1%
吝嗇漢11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さういふ吝嗇家しみつたれがこの世に今一人住んでゐるといふ事は、ホプキンスに取つて生き甲斐がある事に相違なかつた。ホプキンスは態々わざ/\ガイを訪ねてみようと思つた。
自分は實際、この計算と來ると、吝嗇しみつたれな金持の爺が己の財産を勘定して見る時の樣に、ニコ/\ものではてもれないのである。極樂から地獄! この永劫の宣告を下したものは誰か、抑々誰か。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
床などの張換へして鉋を磨いて痩腹やせばら膨らかすやうな、意気地の無い、卑劣しみつたれな真似は、銀が眼の玉の黒いうちは、なんとしてやれぬといつた、いやだといつた。
もつれ糸 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)