“しれつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シレツ
語句割合
熾烈93.4%
卑劣1.6%
子烈1.6%
職烈1.6%
鄙劣1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ユダヤ人の部落に蟄居ちっきょして悲惨な生活をつづけたけれども、誰も助ける者はなかった。しかし彼の製作欲はますます熾烈しれつを加えた。
レンブラントの国 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
「内の文さんはグッと気位が立上ってお出でだから、そんな卑劣しれつな事ア出来ないッサ」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ここにまた、盧江ろこう松滋しょうじ(安徽省・安慶)の人で、陳武ちんぶあざな子烈しれつというものがある。陳武と周瑜しゅうゆとは同郷なので、かねて通じていたものか
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何という職烈しれつ・何という強調楽・何という極彩色! ふたたび、何という炸裂的な「いすばにあ人屠牛之古図とぎゅうのこず
それをお前さんのように、ヤ人の機嫌を取るのは厭だの、ヤそんな鄙劣しれつな事は出来ないのとそんな我儘気随きままを言ッて母親さんまで路頭に迷わしちゃア、今日こんにち冥利みょうりがわりいじゃないか。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)