“けちんぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吝嗇漢50.0%
吝嗇30.0%
吝嗇坊10.0%
吝嗇家10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その法則はどんな吝嗇漢けちんぼでも無視することが出来なかったので、すぐに彼はややはっきりした言葉で、『さあ、どうかまあ、お掛け下され!』と言い足した。
通して見た、この壁燈の光なんです。け放しなんて——こんなことは、ラザレフの吝嗇けちんぼが狂人にでもならなけりゃ、てんでありっこないのですがね。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
吝嗇坊けちんぼな癖に借りた物を返すのが嫌いな矢島とそれに私、とこう八人の男と波子、品子、菊江、雪子の女四人のこの総勢十二人の取り残されたものたちには
時間 (新字新仮名) / 横光利一(著)
だがね、あるとき、ある金持の吝嗇家けちんぼが、そのアバニシーに医療上の意見をただで聞こうという工夫をしたんです。