“しわんぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シワンボウ
語句割合
吝嗇33.3%
吝嗇坊33.3%
吝嗇家16.7%
吝嗇漢16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年が若く無ければアノ吝嗇しわんぼうな支那人ですもの何うして白髪を染めますものか
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「何を貴方、勿体もない。わしもはい法然様ほうねんさま拝みますものでござります。吝嗇坊しわんぼうの柿の種が、小判小粒になればと云うて、御出家に土の団子を差上げまして済むものでござりますかよ。」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
竜の条で書いた通り、欧亜諸国で伏蔵すなわち財宝をかくした処にしばしば蛇が棲むより、竜や蛇が財宝を蓄え護るという伝説が多い。また吝嗇家しわんぼう死して蛇となるともいう。
今日もインドで吝嗇漢しわんぼう嗣子なく、死ねば蛇とって遺財を守るという(エントホヴェン輯『グジャラット民俗記フォークローアノーツ』一一九頁)。