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吝嗇
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けちんぼ
ふりがな文庫
“
吝嗇
(
けちんぼ
)” の例文
「メクワジヤ」と稱する貝は青くて病的な香を發する下等動物である。それを多食する
吝嗇
(
けちんぼ
)
の女房はよく眼を病んで
堀端
(
ほりばた
)
で鍋を洗つてゐた。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
通して見た、この壁燈の光なんです。
点
(
つ
)
け放しなんて——こんなことは、ラザレフの
吝嗇
(
けちんぼ
)
が狂人にでもならなけりゃ、てんでありっこないのですがね。
聖アレキセイ寺院の惨劇
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
諸君も御存じのごとく神ほど
吝嗇
(
けちんぼ
)
で
空耳
(
そらみみ
)
つかいで無精な独善家はない、曾古津様は出雲の親方から配当でももらったものか小さな祠の中に寝そべったままうんともすんとも答えなかった。
艶妖記:忍術千一夜 第一話
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“吝嗇(けち)”の解説
けちは、金銭や品物を惜しんで出さないこと、また、そのような人。吝嗇家(りんしょくか)ともいい、「けち」に「吝嗇」の字を当てることもある。また、特に金銭を溜め込むことに執着する人物は「守銭奴(しゅせんど)」と称されることもある。誤った用法であるが、金に執着する人のことを「銭ゲバ」と呼ぶ場合も有る。
人物類型としてのけちは、いつの時代にも人気のある魅力的な題材であり、様々な文化において作家や芸術家が作品を生み出す豊かな主題となってきた。
(出典:Wikipedia)
吝
漢検1級
部首:⼝
7画
嗇
漢検1級
部首:⼝
13画
“吝嗇”で始まる語句
吝嗇家
吝嗇漢
吝嗇坊
吝嗇者
吝嗇奴
吝嗇屋
吝嗇爺
吝嗇臭