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吝嗇漢
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けちんぼ
ふりがな文庫
“
吝嗇漢
(
けちんぼ
)” の例文
これは
吝嗇漢
(
けちんぼ
)
の安二郎にはちくちく胸痛む条件だったが、けれどもお君の肩は余りにも柔かそうにむっちり肉づいていた。
青春の逆説
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
その法則はどんな
吝嗇漢
(
けちんぼ
)
でも無視することが出来なかったので、すぐに彼はややはっきりした言葉で、『さあ、どうかまあ、お掛け下され!』と言い足した。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
正直一轍の
吝嗇漢
(
けちんぼ
)
が一度
汚
(
けが
)
した墓をまた堀返しつつあるのを見かけたのであった、
格子縞
(
こうしじま
)
のスコッチラシャを頸のまわりで
山風
(
やまかぜ
)
にひるがえしながら、そしてジミな絹帽を頭上にいただいて。
作男・ゴーの名誉
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
「伯父さんは
吝嗇漢
(
けちんぼ
)
ですか」
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
で、級友たちは即座にそれを彼に叩きつけて、『えい、この
吝嗇漢
(
けちんぼ
)
め!』と罵ったそうだ。
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
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「とても、想像も出来ないくらいの
吝嗇漢
(
けちんぼ
)
でな。監獄の中の懲役人だって、あれよりゃ
優
(
まし
)
な暮らしをしていまさあね。あいつの家じゃあ、みんなを飢え死にさせてしまったのですからね。」
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
吝
漢検1級
部首:⼝
7画
嗇
漢検1級
部首:⼝
13画
漢
常用漢字
小3
部首:⽔
13画
“吝嗇”で始まる語句
吝嗇
吝嗇家
吝嗇坊
吝嗇者
吝嗇奴
吝嗇屋
吝嗇爺
吝嗇臭