トップ
>
名折
>
なおれ
ふりがな文庫
“
名折
(
なおれ
)” の例文
一彦は、ちょっと気持がわるくなりましたが、こんなことで退却をしては、日本の少年の
名折
(
なおれ
)
だと思いましたから、思いきって大尉のあとにつき、勇敢にとびこみました。
怪塔王
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
丁度
(
ちょうど
)
自分が
捕虜
(
とりこ
)
になつて、敵陣にゐました間に、幸ひ依頼をうけましたから、敵の病兵を預りました。出来得る限り尽力をして、好結果を得ませんと、赤十字の
名折
(
なおれ
)
になる。
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「何んでもいいから
石町
(
こくちょう
)
の
六
(
む
)
つを聞いたら、もう一度ここへ来てくんねえ。勝負にならねえといわれたんじゃ歌麿の
名折
(
なおれ
)
だ。飽くまでその陰女に会って、お前の敵を討たにゃならねえ」
歌麿懺悔:江戸名人伝
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「おい、みんなよく聞け。生きたパンリマ(勇士)が、わしらの生命が欲しいとおっしゃるんだ。いやだといったら、ラノン海賊の
名折
(
なおれ
)
だぞ。わしは第一番に死んで、あの火の山に神と祭られよう。」
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
ちょうど自分が
捕虜
(
とりこ
)
になって、敵陣に居ました間に、幸い依頼をうけましたから、敵の病兵を預りました。出来得る限り尽力をして、好結果を得ませんと、赤十字の
名折
(
なおれ
)
になる。
海城発電
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
“名”で始まる語句
名
名残
名代
名告
名前
名誉
名人
名聞
名高
名題