“可愍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あはれ50.0%
あわれ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨戸の横柄子よこざる緊乎しつかと挿せ、辛張棒を強く張れと家〻ごとに狼狽うろたゆるを、可愍あはれとも見ぬ飛天夜叉王、怒号の声音たけ/″\しく、汝等人を憚るな、汝等人間ひとに憚られよ、人間は我等を軽んじたり
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
雨戸の横柄子よこざるしっかとせ、辛張り棒を強く張れと家々ごとに狼狽うろたゆるを、可愍あわれとも見ぬ飛天夜叉王、怒号の声音こわねたけだけしく、汝ら人をはばかるな、汝ら人間ひとに憚られよ、人間は我らをかろんじたり
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)