トップ
>
口性
>
くちさが
ふりがな文庫
“
口性
(
くちさが
)” の例文
お梶は、宗清とは屋続きの万太夫座に忍び入って、其処を最期の死場所と定めたのである。その死因に
就
(
つい
)
ても、京童は色々に、
口性
(
くちさが
)
ない噂を立てた。
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
『なあに、フョードル・パーヴロヴィッチさん、つらいにはつらいでしょうけれど、位を授かったことを思えば、満足でしょうに』と
口性
(
くちさが
)
ない連中が言ったりした。
カラマゾフの兄弟:01 上
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
早
(
はや
)
くもけちをつけにかからんず模様、さらぬだに
口性
(
くちさが
)
ない江戸の雀、近江屋はやっきになり出したが、それにもましてお艶は腕、いや、口に
縒
(
よ
)
りをかけてあらぬ鬱憤を洩らし始めるという
釘抜藤吉捕物覚書:05 お茶漬音頭
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
口性
(
くちさが
)
ない
京童
(
きょうわらべ
)
の埒もない沙汰じゃ。そのような沙汰が伝わっては、藤十郎の身近にいる人様のお内儀に、どのような迷惑をかけようとも計られぬわ。かまえて、打ち消して下さりませ。
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
口性
(
くちさが
)
なき
京童
(
きょうわらべ
)
は
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
“口”で始まる語句
口惜
口
口吻
口説
口髭
口籠
口許
口上
口調
口々