取用とりもち)” の例文
強面つれなくいたさるゝこと誠に朝夕目もあてられぬ次第故私し共三人の者種々いろ/\いさめ候へ共いさゝかも取用とりもちひ之なく非道の所置日々に増長ぞうちやう致すに付藤五郎も若氣わかげにて是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幕府正議せいぎまるに御取用とりもちいこれ無く、夷秋いてきは縦横自在に御府内を跋扈ばっこ致し候えども、神国未だ地に墜ち申さず、上に聖天子あり、下に忠魂義魄ぎはく充々致し候えば
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)