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取悪
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とりにく
ふりがな文庫
“
取悪
(
とりにく
)” の例文
予
(
かね
)
て申合せ候一儀大半成就致し候え共、絹と木綿の綾は
取悪
(
とりにく
)
き物ゆえ今晩の内に引裂き、其の代りに此の文を取落し
置
(
おき
)
候えば
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「おやまた怒ったか、笑ってくれ、拝む。拝む、おっと笑った、さてさて御機嫌が
取悪
(
とりにく
)
いぞ。またもや御意の変らぬうちだ。」と
抱竦
(
だきすく
)
めて
元結
(
もとゆい
)
ふッつり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
祖「黙れ、何だ
斯様
(
かよう
)
のものを以て何の
云訳
(
いいわけ
)
になる、これは何たることだ、綾が
取悪
(
とりにく
)
いとか絹を破るとか、
或
(
あるい
)
は綿を何うとかすると
些
(
ちっ
)
とも分らん」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ちょっと
私
(
わっし
)
の
懐中合
(
ふところあい
)
と、鋳掛屋風情のこの容体では、宿が
取悪
(
とりにく
)
かったんでございますよ。
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
“取”で始まる語句
取
取出
取縋
取柄
取除
取次
取敢
取交
取做
取付